- 断食が終わったら何を食べてもいい?
- 断食をした後の回復食は何を食べればいいのかわからない
- 回復食って何日やればいいの?
断食後をした後には回復食を食べる期間があります。
回復食には食べてもいい食材と、食べない方がいい食材があるんです。
間違ったものを食べているとせっかく頑張ったダイエットが失敗してまうこともあるから要注意です。
今回は、回復食で食べてもいい食品、食べてはいけない食品を紹介しますね。
回復食とは何か
断食が終わった後に食べる食事を「回復食」といいます。
回復食は元の食事に戻していくための食事のことです。
断食が終わると腸内がきれいになりリセットされた状態になっています。
ここで急にラーメンや、からあげなどの高カロリー高脂肪なものを食べると内臓に負担がかかってしまいます。
そのため断食後は、回復食を挟んで最初は柔らかい食べ物から食べていき、徐々に普通の食事に戻していきます。
回復食の期間
断食をした後に回復食は何日とればいいのでしょうか。
回復食を食べる期間は断食をどれくらい続けたかで変わってきます。
断食の期間が長ければ長いほど、回復食を食べる期間も長くなっていきます。
最低限必要な回復食を食べる期間をまとめてみました。
回復食の期間
- 断食1~3日 ⇒ 回復食1日
- 断食4~5日 ⇒ 回復食2日間
- 断食1週間 ⇒ 回復食3日間
- 断食2週間 ⇒ 回復食4日間
上の表は最低限必要な断食の期間になります。
1週間以上断食をする場合は、1週間長くなるごとに回復食を食べる期間も1日延ばします。
ただし1週間以上の断食は、個人では行わず、必ず医師の監督のもとで行ってください。
回復期間は長めにとった方が、胃腸に優しいですし、リバウンドの防止にもつながります。
わたしは3日間断食をしたときも、2~3日回復食を食べることが多いですよ。
水断食の場合
おすすめはしませんが、水だけの断食をする場合の断食期間も紹介します。
水断食は、断食中は体に必要な栄養が全く摂れないので、その分断食期間を長めに摂ります。
水だけの断食をする場合、回復食は断食期間と同じだけ必要になります。
水断食の回復食の期間
- 断食1~3日 ⇒ 回復食1~3日間
- 断食4~5日 ⇒ 回復食4~5日間
- 断食1週間 ⇒ 回復食1週間
- 断食2週間 ⇒ 回復食2週間
水断食は、体に必要な栄養が摂れないので、低血糖になりめまいなどの症状を引き起こします。
また血液が酸性になること(アシドーシス)も疲労感、疲れ、頭痛などを引き起こします。
現代の断食は、断食中に置き換えドリンクを飲む方法が主流です。
断食をするなら、水断食はやめておいた方がいいですよ。
回復食で食べてもいい食べ物
回復食では、食べていいものと食べてはいけない食材があります。
まずは食べていいものを紹介しますね。
穀物
断食後に主食として穀物は食べても大丈夫です。
ただし、炭水化物なのであまり摂りすぎないようにしましょう。
白米よりもビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富な玄米や雑穀米がおすすめです。
米類はそのまま食べるのではなく、消化のしやすいようにおかゆにして食べましょう。
他にはそばもおすすめです。
回復食におすすめの穀物
- おかゆ
- 玄米
- 雑穀米
- そば
豆類
豆類は良質な植物性タンパク質を摂ることができる優秀な素材です。
また、カルシウム、マグネシウム、ビタミンBも豊富です。
タンパク質を食べないと筋力が低下して、代謝が落ちてしまいます。
豆類を食べてしっかりとタンパク質を摂りましょう。
日本人にお馴染みの豆腐や納豆は、回復食に最適ですよ。
回復食におすすめの豆類
- 大豆、枝豆などの豆類
- 豆腐
- 納豆
- きなこ
野菜
野菜は食物繊維や、カリウム、ビタミンなどを多く含んでいます。
食物繊維は、腸内菌のエサになるので、断食で腸内をリセットしたら積極的に食べたい食材です。
食物繊維には、便秘解消の効果もあります。
回復食は消化しやすいように調理して食べましょう。
回復食におすすめの野菜
- 人参
- 大根
- かぼちゃ
- 玉ねぎ
- 生姜
海藻類
海藻類は野菜と同じように食物繊維を多く含んでいます。
また、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどを摂ることができます。
野菜と一緒にサラダや和えものにしたり、豆腐と一緒にみそ汁に入れたりするといいですよ。
回復食におすすめの海藻類
- わかめ
- 昆布
- ひじき
- もずく
発酵食品
発酵食品は腸内環境を整えてくれる乳酸菌をとることができます。
腸内がリセットされているので、野菜と一緒に食べれば、腸内環境が一気に整います。
- 味噌
- 梅干し
- 漬物
迷ったらマゴワヤサシイを食べよう
回復食で何を食べていいのか悩んだら、「マゴワヤサシイ」の食材を食べるようにするといいですよ。
「マゴワヤサシイ」の食材は下の表にまとめてあります。
マゴワヤサシイの食材
- マ ⇒ 豆類
- ゴ ⇒ ゴマ、ナッツ、クルミなど
- ワ ⇒ 海藻類
- ヤ ⇒ 野菜
- サ ⇒ 魚介類
- シ ⇒ キノコ類
- イ ⇒ いも類
※回復食の間は「サ」の魚介類は食べないようにしましょう
回復食では「マゴワヤサシイ」の「サ」(魚介類)を食べないで、代わりに発酵食品の味噌や梅干を食べるようにします。
特に野菜と海藻類、発酵食品は腸内環境を整えるので積極的に食べましょうね。
回復食で食べてはいけない食べ物
次に回復食では食べてはいけない食べ物を紹介します。
肉や魚などの動物性タンパク質
肉や魚などの動物性たんぱく質は消化に時間がかかり、胃腸に負担が大きいので避けましょう。
断食で体が休まったので、断食後は胃腸が活発に働くようになります。
そのため動物性タンパク質を食べると、胃酸が大量にでてきます。
人によっては胃が痛くなることもあるので、断食が終わってしばらくは動物性タンパク質は食べない方がいいです。
また、動物性タンパク質は消化酵素を大量に消費してしまいます。
タンパク質を摂るなら、代わりに大豆や豆腐、納豆などの植物生タンパク質を食べるようにしましょう。
牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
乳製品も動物性たんぱく質を含んでいるので、回復期間は食べないようにしましょう。
また、腸が弱い人が乳製品を摂ると、タンパク質のガゼインの効果で食欲を増やす効果もあります。
断食後のリバウンドを防ぐためにも食べるのは避けましょう。
牛乳やヨーグルトはかわりに豆乳や豆乳ヨーグルトを食べるようにするといいですよ。
揚げ物などの脂っこい食べもの
コロッケ、天ぷら、からあげなどの揚げ物、脂肪の多い脂っぽい食べ物は胃腸への負担が大きいです。
揚げ物などは味付けが濃くなりがちですし、酸化した油が使われているとせっかくリセットされた腸内環境が悪くなってしまいます。
肉や魚と同じように回復食の間は食べないように気をつけましょう。
小麦粉製品
小麦粉製品は、ほとんどが糖分でできていますので血糖値を急激に上げてしまいます。
またパンなどの小麦粉製品の多くはバターやマーガリンなどの油や砂糖がはいっているので、消化に良くありません。
小麦に含まれるグルテンは食欲を増す効果もあるので、食べすぎてしまう危険性もあります。
どうしてもパンを食べたいなら、全粒粉パンやライ麦パンを食べましょう。
うどんは代わりにそばを食べるといいですよ。
お菓子
売られているお菓子には、大量の砂糖やマーガリンなどの油が使われていて、カロリーが高いです。
断食後は栄養を吸収しやすくなっているのですぐに脂肪に変わってしまいます。
また、血糖値を急激に上げるので、血管がボロボロになってしまいます。
上白糖、三温糖、グラニュー糖などの砂糖は、果糖とブドウ糖が結合したショ糖が主成分です。
ショ糖は消化酵素を大量に消費してしまいます。
また、酸化した油が使われているので体に悪いです。
洋菓子、和菓子に関わらず断食中は食べないようにしましょう。
清涼飲料水
お菓子と同じで、大量の砂糖が使われています。
そのため血糖値を急激に上げて、血管を傷つけます。
清涼飲料水は飲むお菓子みたいなものなので飲まないようにしましょう。
コーヒーなどのカフェインのはいった飲み物
断食をした後は胃腸がリセットされているので敏感になっています。
その状態でカフェインを摂ると胃が荒れて気持ち悪くなる可能性があります。
空腹の状態でコーヒーを飲んて気持ち悪くなったことがありませんか?
あれと同じような状態になります。
また、カフェインには食欲が増す効果もあります。
リバウンドを防ぐためにも飲まないほうがいいです。
アルコール
断食が終わった後は、血液に流れがよくなっているので酔いやすくなっています。
酒豪の人が断食後のすぐにアルコールを飲んでアルコール中毒で倒れて病院に運ばれることもあるようなので、回復食の間は飲まないようした方が無難です。
回復食で気をつける点
しっかりよく噛んで食べよう
回復食を食べるときは、しっかりとよく噛んで食べましょう。
断食後の胃腸は敏感になっています。
よく噛まずに食べ物を胃腸の中に入れてしまうと、胃腸に負担がかかってしまいますし、無駄な消化酵素が使われてしまいます。
食べ物をよく噛んで細かく砕いておけば、胃腸の負担を減らすことができますし、食事もゆっくり食べることができるので、血糖値の上昇も緩やかになります。
おかゆなどの柔らかい食べ物も飲み込むのではなく、しっかりと噛むことを意識してゆっくりと食べましょう。
久しぶりの食べ物だからといって、回復食を一気にかきこんでしまうと、気持ち悪くなって吐き気を感じたり倒れたりすることもあります。
気をつけましょう。
味付けは薄味にする
回復食の味付けは、薄味にしましょう。
濃い味付けにすると、塩分の摂りすぎになる可能性があるので体によくありません。
回復食の間も、運動をして汗を流す人でないのであれば薄味にしましょう。
断食後は舌の細胞も生まれ変わって、味覚が鋭くなっています。
薄味でも十分美味しく感じることができるので濃い味付けにしましょう。
そのまま薄味が好きになっていくと健康にもいいですよ。
糖質は控えめにしよう
回復食の間は、お菓子や清涼飲料水などの砂糖を多く含んだ食材を避けるのはもちろんですが、炭水化物を食べるのも控えめにしましょう。
断食でせっかく痩せたのに、回復食で炭水化物ばかり摂っているとリバウンドしてしまいます。
白米はそのまま食べずにおかゆにして、何回かに分けて食べるようにしましょう。
おかゆに梅干をのせて食べると唾液がでて消化を助けてくれますよ。
回復食は炭水化物を控えめにして野菜中心にするとうまくいきますよ。
回復食をしっかりと食べて、体の中からきれいになろう
回復食で食べてもいい食品と食べてはいけない食品を紹介しました。
断食が終わると、気が緩みがちになりますが、回復食を食べる期間はやせるためにとても大事なんです。
断食をする人は「回復食を食べている回復期間が一番大事」という人もいます。
回復食で食べてもいい食材がわかったら、しっかりと守って、体の中からきれいになってやせましょう!