- プチ断食ってどんな効果があるの?
- プチ断食の期間はどれくらい
- プチ断食の具体的なやり方を教えて欲しい
プチ断食は手軽にやせることができるダイエットなので、人気があります。
手軽に1カ月で2~3キロやせることができ、リバウンドしにくいのもうれしいところです。
今回は、プチ断食を初めてみたい人のために、プチ断食の効果や具体的な方法、注意する点など、プチ断食についてわかりやすく丁寧に紹介していきます。
プチ断食とは?
断食ときくと、「つらい」「苦しい」ダイエットだとイメージする人が多いですよね。
イスラム教のラマダーンに代表されるように、多くの宗教は修行として断食をします。
その印象が強いせいで、「断食はつらいもの」だと思ってしまっています。
しかし紹介するプチ断食は、修行のような断食とは全然違うものです。
ダイエットを目的にプチ断食は、何も食べないわけではなく、食事のかわりにドリンクを飲みます。
ドリンクを飲むので、空腹感もありませんし、体に必要な栄養も摂ることができます。
プチ断食の期間について
プチ断食という言葉は、色々な女性誌のダイエット特集やダイエット本で見かけます。
しかしプチ断食と一言でいっても、紹介されている本によって、プチ断食の意味が違います。
ある本では、1日断食することをプチ断食といっているけど、別の本では、週末に2日間断食をすることを、プチ断食と呼んでいます。
つまり、「1~3日間程度の短い期間の断食ダイエット」をまとめてプチ断食と呼んでいます。
プチ断食といえば3日断食というよりも柔らかいイメージになるので、好んで使われるんでしょうね。
わかりにくいので、当サイトでは「1日のうち、1食をドリンクにかえるダイエット」を「プチ断食」と呼ぶことにします。
プチ断食の効果
プチ断食をすると、体の中に溜まっていた毒素や老廃物を体の外に出します。
すると代謝を活性化するので、脂肪を燃焼して太りにくい体になる効果があります。
食事の回数を減らすことで、摂取カロリーが減ることもダイエットに効果があります。
プチ断食は手軽に始めることができ、誰でも簡単にできます。
楽なので長い期間続けることができ、挫折しにくいので、確実にやせることができます。
続けていくうちに食事の量が自然と減っていき、胃が小さくなり、少食が習慣化していきます。
そうなると、ダイエットを意識しなくても体型をキープできるようになり、リバウンドすることもなくなります。
プチ断食で痩せる理由
- 代謝の向上による脂肪燃焼
- 摂取カロリーの減少
- 少食になりリバウンドしない
プチ断食の痩せる効果
プチ断食を続けると、1カ月で2~3キロやせる効果があります。
適正体重よりも体重が多い人はさらに体重が落ちます。
プチ断食の痩せる効果
- 1カ月目 2~3キロ
- 2カ月目 3~4キロ
- 3カ月目 4~6キロ
プチ断食は長い間続けているとどんどん体重が落ちていきます。
やがて適正の体重になると、体重の減少が止まるようになります。
人間の体は、適正体重まで落ちると体重の減少が自然と止まるようになっています。
森美智代さんという人は、1日青汁1杯しか飲まない生活を20年続けていますが、ガリガリなわけではなく健康的にやせています。
森さんのようなほとんど何も食べない人を「ブレサリアン」といいます。
極端な例ですが、人間は適正な体重まで減らすとある落ち着いていきます。
逆に言えば、プチ断食で体重が減少するうちは、まだまだ余分な脂肪があるということです。
痩せてリバウンドしない
そして一番重要なのが、体重の減少が止まるまでプチ断食をすれば、胃が小さくなり少食が習慣化するということです。
ダイエットでリバウンドする原因は一つです。
ダイエットが終わってしまうと、元の食生活に戻るからです。
「リバウンドしないダイエットは存在しない」といわれていますが、どれだけ痩せても太る食生活に戻せば、どんなダイエットでも失敗します。
少食が習慣化すると、ダイエットにリバンドしなくなり、意識しなくても体型を維持できるようになります。
体調が良くなる効果もあり
プチ断食をすると、宿便がでて腸内環境が一気によくなります。
デトックス効果で、体内に溜まった毒素や老廃物をしっかりと排出できるようになり、代謝が驚くほどよくなります。
何も食べない時間を作ることで、消化器官を休ませることができ、新陳代謝も活発になります。
太っていると細胞に、悪玉コレステロールや中性脂肪、さまざまプラークなどが溜まり、汚れています。
プチ断食をすると、これらの汚れも体の外に排出するので、体が軽くなり、体調がよくなります。
プチ断食の健康効果
- 不快な症状・病気の改善
- 免疫の強化
- 不妊症の改善
- 宿便の改善
美容効果もあり
プチ断食のデトックス効果で、代謝が活性化することで、細胞の活性化が起こります。
そのおかげで肌が生まれ変わり、肌ツヤがよくなります。
またシミやシワの原因になる体の中の老廃物を外に排出することで、将来のシミ、シワ防止をすることができます。
血液中の余分な老廃物を排出することで、血液がサラサラになり、冷え性の改善や、むくみの改善にもつながります。
多くの有名人やモデルが断食をするのは、断食に高い美容効果があるからなんですよ。
生活習慣病の予防にも効果的
プチ断食をすると、生活習慣病の予防に効果があります。
日本人の多くが、生活習慣病と呼ばれる、糖尿病、高血圧、ガンや心筋梗塞になります。
生活習慣病は、名前の通り、毎日の食べ過ぎが原因で起こります。
砂糖などの糖質は、血糖値を急激に上げるので、糖尿病になりやすくなります。
脂肪の摂りすぎは太るだけでなく、乳ガンになる確率を高めます。
生活習慣病は一度かかるとほとんど治りませんから、予防することがとても大事です。
生活習慣病は、生活の最も基本的な食生活を見直せば予防することができます。
プチ断食をすると、食べすぎな食生活を見直すことができるので、重篤な病気の予防につながります。
プチ断食の方法・やり方
プチ断食のやり方はとても簡単です。
1日3食の食事のうち、1食を食べないようにするだけ、という非常にシンプルな方法です。
「1食でもつらそう」と思った人は安心してください。
実際は何も食べないわけではなく、固形物のかわりに、酵素ドリンクなどのドリンクを飲むようにします。
プチ断食のやり方は以下の表を参考にしてください。
朝食 | 昼食 | 夕食 | |
朝食を食べない | ドリンク | いつも通り | いつも通り |
昼食を食べない | いつも通り | ドリンク | いつも通り |
夕食を食べない | いつも通り | いつも通り | ドリンク |
どの食事をドリンクにかえても、やせる効果がありますが、できれば朝食か夕食を食べないようにするといいですよ。
プチ断食は朝食を食べないのがおすすめ
朝は食べない方がいい時間
体にはリズムがあり、1日に3つのサイクルがあります。
朝4時~昼12時までの時間は「排泄」の時間になります。
この時間は代謝が活発になる時間なので、食事を食べると代謝がスムーズに行われずに痩せにくくなります。
そのため、消化に負担をかけないドリンクを飲むのが適しています。
体内の3つのサイクル
- 4~12時 ⇒ 「排泄」の時間
- 12~20時 ⇒ 「栄養補給と消化」の時間
- 20~4時 ⇒ 「吸収と代謝」の時間
食べない時間を長くできる
朝食を抜くと、前日の夕食(18~20時)から昼食(12時)まで、16時間~18時間、何も食べない時間ができます。
この何も食べない時間があるから、「プチ断食」といわれているんですね。
何も食べない時間が長いほど、消化器官を長い時間休ませることができます。
そのおかげで、消化のかわりに代謝を促し、痩せやすくなります。
また先ほど紹介した体のサイクルで、「排泄」と「吸収と代謝」の時間である「夜20時~昼の12時」までの間は、体の代謝が活発になる時間でもあります。
この時間に消化期間を使わないことで、痩せる効果を最大限高めることができます。
長時間、内臓を休ませるためには、朝食か夕食を食べないようにするのが一番おすすめです。
朝の調子がよくなる
朝食は3食の中で一番食事の量が少ないので、初めての人でも挫折しにくいです。
そのためプチ断食を始めるのに一番向いています。
朝の食事は、起きたばかりであまり食べる気がしない人も多いはずです。
それでも「一日3食食べないと健康に悪い」と思って無理に食べていませんか?
朝食べ過ぎると、消化のために血液が消化器官に集中するので、午前中に集中力できなかったり、ボーっとしてしまいます。
本当は体が食べたくないと思っているときは無理に食べてはいけないんです。
健康のためだと思って無理に食べると、摂取カロリーが増えて太ってしまい、逆効果になってしまいます。
朝食を食べた後に、体がだるかったり、調子が悪いと思う人は朝食を食べないようにした方がいいです。
ドリンクを飲めば、脳や体に必要な糖分は十分摂ることができるので、朝から元気に活動することができます。
水分をしっかりと摂ろう
プチ断食をしている間は、水をしっかりと飲みましょう。
水をしっかり飲むことで代謝を高めて、老廃物を汗や尿から排出することができます。
痩せる体を作るためにも、水は毎日しっかりと摂りましょう。
人間が1日に排出する水分は2.5リットルといわれています。
想像よりも多いと思ったのではないでしょうか。
食事から1.5リットルの水分が摂取できるといわれていますので、残りの1リットルを水分補給しましょう。
一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯の水を定期的に飲むようにしましょう。
コーヒーやお茶はNG
水分補給するときは、コーヒーやお茶などのカフェインが含まれたものは避けましょう。
コーヒーやお茶にはカフェインが含まれているので、消化酵素を消費してしまいます。
水分補給には、水やノンカフェインのお茶を飲むようにしましょう。
お茶は茶葉で淹れたものでなければ、カフェインが含まれていません。
ノンカフェインのお茶は下の表を参考にしてください。
ノンカフェインのお茶
- 麦茶
- 昆布茶
- はと麦茶
- そば茶
- ごぼう茶
- 小豆茶
- ルイボスティーやカモミールティーなどのハーブティー
市販で売られているものであれば、爽健美茶や十六茶などはカフェインが含まれていません。
食事にも気をつけよう
プチ断食でのダイエット効果を高めるためにも、普段の食事にも気を使いましょう。
ご飯などの炭水化物や、お菓子に含まれる砂糖は糖質ですので、脂肪に変わりやすいです。
特に白砂糖たっぷりのお菓子は脂肪に変わりやすいので、ダイエット中は控えましょう。
またカロリーの高い脂質を摂りすぎると、摂取カロリーが多くなるので、ダイエットの効果がでなくなります。
食事は、植物性タンパク質が摂れる豆腐や納豆などの豆類、食物繊維の多い野菜や海藻類を積極的に食べるようにしましょう。
「マゴハヤサシイ」に、発酵食品をプラスした食事を意識するとうまくいきますよ。
マゴハヤサシイの食材は下の表を参考にしてください。
マゴワヤサシイの食材
- マ ⇒ 大豆、枝豆などの豆類、豆腐、納豆
- ゴ ⇒ ゴマ、ナッツ、クルミなどのナッツ類
- ワ ⇒ ワカメ、モズクなどの海藻類
- ヤ ⇒ 野菜、こんにゃくなど
- サ ⇒ 魚介類
- シ ⇒ しいたけ、マッシュルームなどのキノコ類
- イ ⇒ さつまいも、じゃがいも、さつまいもなどのいも類
- +発酵食品 ⇒ 梅干、漬物、酢
いきなり食事を変えるのが難しい人は、最初は生野菜のサラダを食事に加えて、最初に食べるようにしましょう。
そして徐々に「マゴハヤサシイ」の食事を増やして、糖質や脂質が多い食べ物を減らしていきましょう。
食べすぎにも注意
食べすぎにも注意が必要です。
1食食べないからといって、残りの食事を食べすぎてしまってはダイエット効果がありません。
食べすぎは体に負担がかかりますし、痩せる体を作れなくなります。
腹八分を意識して食事をするようしましょう。
ついつい食べすぎてしまう人は、食事の前に生野菜のサラダを食べるようにしましょう。
サラダでお腹がふくれるので、その後の食べすぎを防いでくれます。
1食で野菜200g食べる
たくさん食べたい人は、1食に食べる野菜の量を200gに増やしてみましょう。
作ってみるとわかりますが、1食で野菜200gは、結構な量な量になります。
野菜だけでかなり満腹感がありますので、最初に野菜を食べることで、他の食事の量を減らすことができます。
野菜は食物繊維が豊富で腹持ちがいいので、お腹もすきにくくなります。
食物繊維が豊富なので、便通も良くなりますから、便秘解消にも効果的ですよ。
1日に400gの野菜を摂ると健康にもいいことがわかっています。
多くの人は野菜が足りていないので、意識して食べるようにしてみましょう。
慣れてきたら、1日断食にチャレンジ
プチ断食を続けていくとどんどん体が軽くなるのが感じられるはずです。
2週間ほど続けて慣れてきたら、仕事のない週末を利用して、1日断食をしてみるといいですよ。
1日断食をすることでより早くやせることができます。
1日断食は、「1日だけ固形物を食べないで、食事のかわりにドリンクを飲むダイエット」です。
ドリンクを1日4~6回、朝昼晩と、お腹が空いた時に飲むようにします。
食事を食べないので水分補給のために、プチ断食の時よりも多めに水を飲みます。
1日断食をした次の日は、胃腸を驚かせないために、軽めの食事を食べるようにします。
朝にドリンクを飲んで、昼は、軽めにとろろそばなどをよく噛んで食べるようにすれば、大丈夫ですよ。
プチ断食には酵素ドリンクやスムージーを利用しよう
プチ断食中に食事のかわりに飲むドリンクはダイエット効果をサポートしてくれるものを選びましょう。
代表的なドリンクは、酵素ドリンクやスムージーです。
断食をする人は多くの場合、酵素ドリンクを利用しています。
酵素ドリンクは、酵素がたくさん含まれているので、断食の効果が高まるからです。
酵素ドリンクの食物酵素が消化酵素として働くので、代謝酵素を効率よく使うことができます。
断食で代謝が上がっているところに、さらに代謝上げることができるので、ダイエット効果がアップします。
プチ断食をして痩せるなら、酵素ドリンクを使うのが、一番おすすめです。