- 断食ダイエットはどれくらいやせられるの?
- 早くやせるにはどうしたらいいの?
- 何日くらいの断食がいいの?
こう感じたことはないですか?
ダイエットを始めようか思ったときに、一番気になるのは「どれくらいやせられるか?」ですよね。
「ダイエットをするなら効果的にきれいにやせたい!」とみんな思っているはずです。
今回は、断食ダイエットでどれくらい体重が減るのか、やせるためには何日断食をすれば効果的か紹介していきます。
断食をすると1日1キロ体重が減る効果が!
断食をすると初めの1週間は、おおよそ1日1キロのペースで体重が減ります。
1日断食で1キロ、3日間断食で3キロ、5日間断食で、4~5キロ、7日間断食で5~7キロの体重が減っていきます。
もちろん元々の体重によって、どれくらい体重が減るのかは変わるので、個人差はあります。
体重が少ない人は、体重の減るペースもこれよりは少なくなります。
断食で体重が減る目安は、下の表が参考になります。
断食で体重が減る目安
- 1~5日 体重の2%
- 6~10日 体重の0.8%
- 11日目以降 体重の0.5%
例えば、50キロの人だと5日目までは1日1キロやせることができます。
体重50キロの人が断食をした場合
- 1日目~5日 1キロ
- 6日~10日 0、4キロ
- 11日目以降 0.25キロ
体重60キロの人だと、もっとやせることができます。
体重60キロの人が断食をした場合
- 1日目~5日 1.2キロ
- 6日~10日 0.48キロ
- 11日目以降 0.3キロ
断食はダイエットに非常に効果的
断食ダイエットは体重を減らすのにとても有効です。
普通のダイエットは、1カ月に2~3キロやせれば成功です。
断食ダイエットならすぐにやせることができますし、長めの期間断食をすれば、5キロ~7キロの体重を減らすこともできます。
断食ダイエットは、他のダイエットに比べて非常に効果的なことがわかりますね。
美容効果も高い
断食ダイエットには体重が減るだけでなく、美容効果もあります。
断食をすると、体の中にたまった老廃物や毒素を体の外に出してデトックスをすることができます。
血液が体の中をめぐり代謝があがるので、細胞が活性化していきます。
すると肌のターンオーバーが起こり、シミ、シワが薄くなったり、肌あれ、ニキビが治るなどの効果があるんです。
断食をすると、体の中からきれいになることができるんですね。
モデルや芸能人、歌手の人に断食をしている人が多いのも、美容とダイエット両方に効果があるからなんですよ。
効果的にやせたいなら2日以上の断食をしよう
断食ダイエットをすると、1日1キロやせることができるので効果的なことがわかりましたね。
断食でより効果的にやせたいのであれば、2日以上断食をするといいですよ。
断食1日目に1キロ体重が減りますが、多くは体の中の水分と糖分が体の外に出ていくためです。
1日断食でもやせることはできますが、どちらかというとデトックスによる美容効果、健康効果を目的にやる人が多いです。
もちろん1日断食を何度か繰り返しても体重を減らすことはできますが、早くやせたい人はもう少し長めに断食をすると、もっと早くやせることができます。
ダイエット目的なら3日間断食がおすすめ
より効果的に体重を減らしたいなら、2日以上の断食がおすすめです。
断食をすると、最初に筋肉と肝臓に蓄えられたグリコーゲンをブドウ糖にして使います。
グリコーゲンは糖分を貯めておく一時貯蔵庫のようなものです。
マラソン選手は試合前に、筋肉の中のグリコーゲンを増やすトレーニングをします。
走っている間にグリコーゲンがなくなってエネルギー切れになるのを防いで、運動能力を高めるためですね。
グリコーゲンの蓄えがなくなると体の中の糖分がなくなるので、脂肪を燃焼してブドウ糖にかえるようになります。
体の仕組みを考えると、断食2日目から脂肪をしっかりと燃焼することがわかります。
初めて断食をするなら3日間断食か、週末に2日間断食をするといいですよ。
慣れてきた後に、5日間断食に挑戦すればもっとやせることができます。
断食でやせた後はリバウンドしないようにしよう
断食で体重を減らすことができたあとに気をつけたいのがリバウンドです。
せっかく頑張って体重を減らしてやせたのに、リバウンドして体重が戻ってしまっては今までの努力が無駄になってしまいます。
断食をした後はリバウンドをしないための対策をしっかりとする必要があります。
体が「飢餓モード」にはいる
人間の体には「ホメオスタシス」という体を守るための防御機能が備わっています。
これは体の中に食べ物などのエネルギーになるものが入ってこない状態が続くと、「食べ物がない!」と体が判断して、エネルギーの消費が抑えようとする働きです。
ダイエットを続けていると、ある時期から体重が落ちなくなる「停滞期」がありますよね。
あれもホメオスタシスの機能が働いて体がこれ以上体重を減らさないように、飢餓モードに入ったからです。
人間の体は1カ月に体重の5%以上体重が減ると、飢餓モードに入ってやせにくくなります。
体が飢餓モードになると、体の消費エネルギーは減りますし、食べた食事から栄養を取り込もうとします。
そのため、太りやすくやせにくい体になります。
ダイエットが終わった後にリバウンドしてしまうのは、体が飢餓モードに入った状態で食べすぎてしまうことが原因です。
「ダイエットから解放された」といって飢餓モードのまま、たくさん食事を摂ってしまい前よりも太ってしまうのです。
ダイエットを繰り返してリバウンドを繰り返す人は、ダイエット後に飢餓モードが解除されるまで食べすぎないようにする必要があります。
リバウンド防止のため回復食を食べよう
断食後のリバウンドを防ぐためには、回復食をとりましょう。
回復食は断食が終わった後に、普段の食事に戻していくために食べる食事のことです。
重湯やおかゆなどから始めていき、普段の6割くらいの食事を食べるようにします。
回復食を食べて徐々に食事量を増やしていくことがで、体の飢餓モードを解除してあげることができます。
断食後の回復食は絶対必要!
断食が終わった後の回復食は、リバウンド防止以外にも体を徐々に元の食事に慣れさせる効果があります。
「断食で一番大事なのは断食よりも回復食」といわれています。
断食でリセットされた胃腸は、生まれたての赤ちゃんのような状態です。
そこにいきなり、焼肉や揚げ物などの高カロリーな食べ物を与えると、胃腸がびっくりしてしまいます。
体調が悪くなり、吐き気、めまいなどを引き起こす場合もあります。
断食後は赤ちゃんに食べ物をあげるように、おかゆや柔らかいものを口にいれて、胃腸をいたわってあげましょう。
断食を成功させるために大事なこと
「断食をすると体重はどれくらい減るのか?」について紹介していきました。
断食ダイエットは他のダイエットに比べても効果の高く、美容効果も高いダイエットです。
断食ダイエットをしようか考えている人は参考にしてください。
最後に断食ダイエットを成功させるために、大事なことをお伝えしますね。
それは「水だけの断食」はやめておいたほうがいいということです。
水だけの断食の方が効果がありそうにみえますが、水断食は出し切れない体の毒素が体の中を周ってしまい、かえって体に悪いです。
断食中も糖分がないのでふらついてしまい、つらい思いをします。
断食中は必ず食事と置き換えて飲むドリンクを用意しましょう。
ドリンクを用意すれば空腹感もありませんから、断食中も驚くほど楽に過ごすことができますよ。