- 2~3キロやせる方法が知りたい
- 手軽にやせられる方法ってないかな?
- リバウンドしないダイエットってないの?
そんな人には半日断食がおすすめです。
半日断食は一日の食事のうち、1食だけ固形物を食べないようにするダイエットです。
手軽ですぐに始めることができますし、継続して行うことで高いダイエット効果があります。
今回は、半日断食の効果や方法について詳しく丁寧に紹介していきます。
半日断食の目的
内臓を休ませてからだを整える
半日断食にはダイエット効果もありますが、一番の目的は内臓を休ませることにあります。
胃に食べ物がはいって、消化されるまでには8~13時間ほど時間がかかります。
そして消化されて便として排出されるまでには40時間かかるといわれています。
消化の時間は食べ物の内容やその人の腸の状態で変わってきますが、からだに大きな負担がかかる作業なんです。
わたしたちは「1日3食食べないとからだに悪い」といわれて育ってきたので、毎日3食食べるようにしています。
でも1日3食の食事を食べてしまうと、胃腸で食べ物が消化されていないのに、新しい食べ物がどんどん入ってきてしまいます。
食べものが休みなく入ってくると、腸の中に未消化の食べ物が残ったり、内臓が疲れてしまって消化の機能が低下します。
慢性的に消化不足に陥ってしまうと、様々な体調不良の原因となります。
半日断食は食べない時間をつくることで、毎日休みなく働いている内臓を休ませてあげることができます。
半日断食をすることで内臓が元気になり代謝があがり、からだが本体の働きを取り戻ることができます。
消化はからだの大きな負担になっている
消化にはフルマラソンを走るくらいの大量のエネルギーが使われているといわれています。
人のからだに使われる、エネルギー全体の40%は消化に使われています。
食べ物を食べると、消化に必要な血液を胃腸に送るために、心臓に負担がかかります。
消化には酸素も必要なので肺にも負担がかかってしまいます。
更に、食べ物を食べると老廃物を処理するために肝臓や腎臓も頑張って働きます。
それらの内臓に指令を出すために脳にも負担がかかります。
食べ物を消化するためには、胃腸だけではなく、からだ全体が働かないといけないんですね。
食べ物の消化はわたしたちが思っている以上にからだの負担になっているんです。
消化はからだ全体に負担がかかる
- 脳 ⇒ 指令を出す
- 心臓 ⇒ 血液を胃腸に送る
- 肺 ⇒ 酸素の供給
- 肝臓 ⇒ 解毒
- 胃腸 ⇒ 消化
脂肪を燃焼する
脳やからだの様々な部分にはエネルギーとして糖質が必要です。
とくに脳は糖質が唯一の栄養源なので、糖質がないと活動できなくなってしまいます。
からだの中に蓄えられた糖質がなくなると、からだはなんとかエネルギーを作ろうとして、脂肪を燃焼して「ケトン体」を作り出し、糖質のかわりに使うようになります。
食べな時間を作ることで脂肪を燃焼してくれるのでダイエットに効果的なんです。
脂肪は、毒素や老廃物が溜まりやすいので脂肪を燃やすことでデトックス効果もあります。
半日断食の効果
1カ月で2~3キロやせる効果がある
半日断食を続けると、1ヵ月で2~3キロやせる効果があります。
半日断食の痩せる効果
- 1カ月目 2~3キロ
- 2カ月目 3~4キロ
- 3カ月目 4~6キロ
普通のダイエットは1カ月で2~3キロやせれば成功といわれています。
半日断食はかなり楽なダイエットですが、普通のダイエットと同じだけの効果があります。
継続していけば、確実にやせることができます。
運動で体重を減らすのは難しい
運動で体重を3キロ減らすのはとても大変です。
1キロ体重を減らすには7,200キロカロリー消費しないといけません。
3キロ体重を減らすには3倍の21,600キロカロリー消費が必要です。
運動だけで、これだけの大量のカロリーを消費するのはかなり難しいです。
体重60キロの人が10キロランニングをしたら、600キロカロリー消費することができます。
3キロやせるためには、1カ月毎日10キロ走っても足りません。
それに普段運動をする習慣がない人が、いきなり10キロの距離を毎日走るのはおすすめできません。
精神的にもつらいですし、筋肉が少ないので膝を痛めたり、気持ち悪くなって体調を崩してしまいます。
1食を抜いた方が安全ですし、楽に過ごすことができます。
少食が習慣化することで、リバウンドしない
半日断食をすると、食事の量が減るので胃が小さくなって少食になります。
続けていくと少食が習慣化していくので普段の食事の量が減るようになります。
少食が身につくとリバウンドすることがなくなります。
リバウンドはダイエットが終わった後に、普段の食事に戻すことで起こります。
つまりリバウンドは食べすぎで起こります。
少食が習慣化すればリバウンドすることはありませんし、それが普通なのでつらいと思うこともありません。
ギャル曽根さんみたいな食べても太らない特殊な人を除けば、やせている人はみんな少食を習慣化しています。
少食を習慣化できると、リバウンドがせずに無理なく体型を維持できるようになります。
デトックスによる体調アップ、美容効果
半日断食で内臓を休ませることで、体の代謝があがり、体調が良くなります。
健康や美容にも効果があるので、きれいにやせることができることができます。
からだのだるさがなくなる
食べ物を食べると、消化、吸収のために血液が胃腸に集中します。
すると脳や手足の筋肉へ流れる血液が少なくなるので、体がだるくなったり眠たくなったりします。
食べすぎた後に眠たくなったり、ぼーっとしてしまって集中力が切れてしまうのは、からだが消化に一生懸命になっているからなんです。
1日3食の食事を食べていると、いつも消化のために血液が胃腸に集中しているので、からだがいつもだるかったり、調子が悪かったりしてしまいます。
半日断食をして食べない時間を作ると、からだ全体を休ませることができます。
からだの負担がなくなることで、頭がスッキリとしますし、目覚めもよくなります。
シミ、シワの予防効果も
半日断食は、シミ、シワの予防にも効果的です。
1日3食食べていると、内臓の消化が追い付かないので腸に未消化の食べ物が残ります。
腸に残った食べ物は、ウィルスや悪玉菌のエサになるので腸内環境が悪くなって、さらに消化機能が低下してしまいます。
更に悪いことに、それを処理するためのでてきた白血球の残骸が、活性酸素も生み出してしまいます。
活性酸素は肌にダメージを与えたり、肌を茶色くしてシミやシワの原因になります。
断食をして、腸内環境を整えて、未消化の食べ物を取り除くことでシミ、シワの予防になります。
むくみや冷えの改善に
午後になると足がむくんでパンパンになることはありませんか?
むくみは、新陳代謝が悪くなって、血がドロドロになっていることで起こります。
血液がドロドロになので、細かい血管に血が届かなくなって、血行が悪くなっているんです。
日常的にむくみを感じている人は、代謝が低下している証拠です。
むくみは足が太く見えるだけではなく、代謝が下がったやせにくい体になっていると言えます。
半日断食をすることで、内臓を休ませてあげると代謝が上がり、血液の老廃物や不要なコレステロールを取り除いてくれます。
すると、血液がサラサラになるので血行がよくなり、むくみや冷え性がよくなります。
宿便が出て便通が良くなる
断食をすると宿便を出すことができます。
宿便は断食をするとでてくる黒くてドロドロした便のことです。
宿便を出すと、からだの中に溜まった毒素をだすことができ腸内環境をよくすることができます。
「腸は第二の脳」といわれているくらいに、腸内環境はとても大事です。
腸内環境が悪くなると、攻撃的になったりと性格が変わるといわれているくらいです。
宿便をだすと、からだの毒素を排出して腸内環境を一気によくなり、便通も驚くほどよくなります。
腸内環境がよくなれば、便秘の解消にもなります。
半日断食の正しいやり方
半日断食のやり方はとてもシンプルです。
1日1食だけ固形物を食べないようにして、飲み物だけで過ごすようにします。
「1食でも食べないのは、つらいなぁ」と思っている人も心配しないでください。
1食食べない代わりに、ダイエットドリンクを飲むようにします。
プチ断食のやり方は以下の表を参考にしてください。
朝食 | 昼食 | 夕食 | |
朝食を食べない | ドリンク | いつも通り | いつも通り |
昼食を食べない | いつも通り | ドリンク | いつも通り |
夕食を食べない | いつも通り | いつも通り | ドリンク |
初めての人は朝食を食べないのがおすすめ
半日断食はどのご飯を食べないでも効果がありますが、初めての人は朝食を食べないのがおすすめです。
朝食を抜いて、夜18~20時から翌日の昼12時まで食事を食べなければ、16~18時間食べ物を食べない時間を作ることができます。
睡眠時間をはさむので朝食か夕食を食べない方が、昼食を抜いた時よりも長い時間内臓を休ませることができます。
朝食は3食で食事の量が一番少ないですから、初めての人でも簡単にできるのもポイントです。
朝は代謝の時間
体内にはリズムがあり代謝が活発になる時間帯と、消化が活発になる時間帯があります。
1日の体内のリズム
- 朝4時~昼12時 ⇒ 排泄の時間
- 昼12時~夜20時 ⇒ 栄養補給と消化の時間
- 夜20時~朝4時 ⇒ 吸収と代謝の時間
朝4時~昼12時までは排泄の時間です。
この時間は代謝が活発になる時間なので、食べ物を食べるのはよくありません。
朝起きたばかりの状態は、胃や腸がまだ目覚めていない状態です。
その状態でご飯を食べると、消化不良を起こしてしまいます。
朝食欲がないのは自然な反応ですが、「3食食べないといけない」と思い込んで無理に食べてしまうのはNGです。
食べ物を食べると消化に負担がかかり、代謝がスムーズに行われなくなってしまいます。
半日断食は、代謝を上げて体から毒素や老廃物を取り除くことがとても大事です。
代謝が活発になる朝食を抜くことで、半日断食の効果が高まります。
朝は消化に負担のかからないダイエットドリンクで、脳に最低限の糖分を補給してあげるだけで十分なんですよ。
夕食よりも朝食は食べないのが簡単
晩ご飯は、家族や友人と一緒にご飯を食べたりすることが多いはずです。
家族と一緒に暮らしていて、自分だけ晩ご飯を食べないようにするのは、なかなか難しいです。
それにせっかくの家族や友人との会話も、楽しめなくなってしまうかもしれません。
ダイエットに成功しても周りとの関係がぎくしゃくするのは嫌ですよね。
朝食は夕食に比べて一人で食べることも多いですし、量も少ないので、食べないようにするのが一番簡単です。
消化負担のかかる食事は控える
半日断食は朝食を食べないようにするだけの簡単なダイエットです。
普段の食事にも気をつけることで半日断食の効果を高めることができます。
断食は胃腸を休ませるのが目的ですから、食事も消化に負担のかかる食べ物は控えめにしましょう。
ご飯などの炭水化物や、肉や魚などの動物性タンパク質は消化に時間がかかります。
消化にかかる時間
- 炭水化物 ⇒ 8時間
- 動物性タンパク質 ⇒ 12時間~24時間
- 野菜 ⇒ 2時間
- 果物 ⇒ 40分
とくに動物性タンパク質は、多くのアミノ酸が集まってできているので、消化にとても時間がかかります。
焼肉を食べると胃がもたれてしまうのは、消化に時間がかかりからだにずっと残ってしまうからです。
せっかく半日断食をしても、肉中心の食生活だと消化のためにからだが休むことができません。
断食中は胃腸を休ませるためにも、肉や魚を控えめにして、かわりに植物性タンパク質の豆腐や納豆を食べるようにするといいですよ。
マゴワヤサシイを合言葉に
断食をしている間に何を食べればいいのか悩んだときは、マゴワヤサシイの食品を中心に食べるようにしましょう。
マゴワヤサシイの食材
- マ ⇒ 大豆、枝豆などの豆類、豆腐、納豆
- ゴ ⇒ ゴマ、ナッツ、クルミなどのナッツ類
- ワ ⇒ ワカメ、モズクなどの海藻類
- ヤ ⇒ 野菜、こんにゃくなど
- サ ⇒ 魚介類
- シ ⇒ しいたけ、マッシュルームなどのキノコ類
- イ ⇒ さつまいも、じゃがいも、さつまいもなどのいも類
- +発酵食品 ⇒ 梅干、漬物、酢
※魚介類は控える
マゴワヤサシイの魚介類を控えめにして、味噌や梅干、漬物などの発酵食品を加えた食材を中心に食べるようにします。
生野菜、果物から酵素をとる
代謝を上げるためには酵素がとても大事になります。
酵素は、食べ物を消化するときや、代謝する時に欠かせない栄養素です。
酵素は人間の体の中で作られますが、量が決まっています。
食べすぎたり、消化に負担のかかる食べ物を食べていると、ほとんどの酵素は消化に使われてしまい、代謝に使う分がなくなってしまいます。
するとからだは代謝が下がり、太りやすい体になってしまいます。
酵素は生野菜や果物に含まれているので代謝を上げるためにも、積極的に食べるようにしましょう。
酵素は50度以上で加熱すると死んでしまいますから、必ず生野菜や果物で食べるようにしましょう。
水分補給はこまめに行う
断食中は、老廃物を排泄して代謝を上げるためにも、水分補給をしっかりとしましょう。
水分をしっかりととることで、尿や汗から、体に溜まった毒素や老廃物を体の外に出してくれます。
人は汗や尿などから1日2.5リットルの水分が体の外に出ていきます。
食事から1.5リットルの水分が補給できますから、残りの1リットルの水分を補給してあげましょう。
水分補給には水やノンカフェインのお茶がおすすめです。
体が冷えやすい人は、体を温めるために、温かいお茶や白湯を飲むようにしてください。
水分補給の飲み物
- 水
- 白湯
- 炭酸水
- ノンカフェインのお茶
カフェインはさける
断食中はカフェインのはいった飲み物を飲むのはできるだけ避けましょう。
胃の中が空の状態でカフェインが含まれた飲み物を飲むと、胃酸が大量にでてきて気持ち悪くなってしまう恐れがあります。
わたしも断食中にコーヒーを飲んで気持ち悪くなった経験があります。
コーヒーやカフェインの含まられたお茶を飲むときは、食事と一緒に飲むようにすれば胃が荒れません。
お茶は基本的に、茶葉で作られたものにカフェインが含まれています。
玉露はコーヒー以上に大量のカフェインが含まれているので、飲まないようにしましょう。
ノンカフェインのお茶は、下の表を参考にしてください。
ノンカフェインのお茶
- 麦茶
- 昆布茶
- はと麦茶
- そば茶
- ごぼう茶
- 小豆茶
- ルイボスティーやカモミールティーなどのハーブティー
市販のノンカフェインのお茶
- 十六茶
- 爽健美茶
軽い運動で代謝をアップ
断食中は代謝が上がり、脂肪燃焼効果が高まります。
ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動をして脂肪を燃やしてあげましょう。
脂肪は毒素が貯まりやすいので、脂肪を燃やすことで体の中をきれいにリフレッシュすることができます。
ただし激しい運動は、活性酸素を発生させてしまうので控えたほうがいいですよ。
無理のない範囲で、有酸素運動を生活に取り入れていきましょう。
半日断食を成功させるポイント
睡眠時間をしっかりとる
睡眠中は代謝がもっとも活発になり、細胞を修復したり、新しく作り替える大事な時間です。
7~8時間は睡眠をとるようにこころかげましょう。
代謝や消化のために必ず必要な酵素は、睡眠中に体内に作られます。
睡眠時間が短いとわたしたちは十分な酵素を作ることができません。
深夜遅くまで起きている生活をしていると、酵素がどんどん足りなくなってしまいます。
睡眠不足や夜更かしが続くと、どんどん代謝が落ちて太りやすい体になるので、ダイエットの邪魔をしてしまいます。
睡眠中は、酵素を作る以外にも毒素をからだの外に出すために、古い細胞や老廃物を体の外に出す準備をする時間でもあります。
朝起きた時にからだがだるい、すっきりとしないのは、睡眠時間が足りずに体の代謝がうまくいっていない証拠です。
代謝のリズムを整えて痩せやすい体をつくるためにも睡眠はしっかりととりましょう。
人の体内リズムでは夜10時まで眠るのがベストです。
難しい場合は、遅くても深夜0時までには眠るようにこころがけしましょう。
間食や夜食はNG
半日断食中は、間食を食べたり夜食を食べるのはNGです。
間食に食べるお菓子やスナック菓子はカロリーの高いものがほとんどです。
せっかく1食を食べないのに間食を食べてしまうと台無しになってしまいます。
砂糖やマーガリンなどの油が多く使われているので、消化にも時間がかかり内臓にも負担がかかります。
夜食のラーメンなどもとても危険です。
睡眠中は代謝がもっとも活発になる大事な時間です。
食べてすぐに寝てしまうと、寝ている間も食べ物を消化しないといけないので、代謝の邪魔をしてしまいます。
代謝と消化が中途半端になってしまい、未消化の食べ物が腸に残って、悪玉菌を増やしてしまいます。
半日断食の目的は、胃腸を休ませて代謝をあげることにあります。
間食や夜食はその邪魔をしてしまうので食べないようにしましょう。
お腹が空いた時は、ダイエットドリンクを飲むといいですよ。
酵素ドリンクを使う
半日断食を初めてやる人は、「1食食べないだけでもつらそう」と心配になるかもしれません。
途中で挫折しないためにも、朝食のかわりにダイエットドリンクを準備しておきましょう。
ダイエットドリンクは酵素ドリンクが一番おすすめです。
酵素ドリンクはたくさんの酵素が含まれているので、代謝を上げて断食のダイエット効果を高めてくれます。
味もおいしくて満腹感があるので、空腹感なく午前中を過ごすことができますよ。
楽に半日断食を成功させたいなら、酵素ドリンクを用意しておくのがポイントですよ。