- 食べなきゃ痩せられるの?
- 食べないと逆に太るってきいたことがある
- しっかり食べたほうがやせられる?
ダイエットをしていると「しっかり食べないとかえって太るよ」といわれたことはありませんか?
食べないほうが痩せられそうな気がしますが、本当にしっかり食べたほうがやせられるのでしょうか?
今回は食べなきゃ本当に痩せるのか、それともしっかり食べたほうがいいのか、痩せるにはどんなダイエットがいいのかを紹介します。
食べなきゃ痩せることができます
人は食事を食べ過ぎると体重が増えるようにできています。
今日本に住んでいる私たちは食べ物に困ることはありません。
でも人間が食べ物に困らなくなったのは、つい最近50~60年くらい前の話なんです。
それまでは人間はいつも空腹を感じながら生きてきました。
だから人間の体は消費カロリーよりも多くのカロリーを摂ると脂肪として蓄えるようにできているんです。
人間の体はそもそも太りやすく痩せにくいようにできているんですね。
わたしはいつも、お正月は家でゴロゴロしてしまいます。
お餅やおせち料理を食べて、箱根駅伝をダラダラ見て過ごしてしまいます。
そして正月が終わって体重計に乗ってみると、体重が思い切り増えていることがよくあります。
「正月太り」というやつですね。
あなたも経験はないですか?
体の消費カロリーより摂取カロリーが多くなってしまうと、体重が増えて太ってしまうのはすぐにわかると思います。
逆に食べる量が少なくて摂取カロリーが少ないとやせることができます。
当たり前ですが、食べて余った分は脂肪になって太ります。
体重が増える時と痩せる時
- 消費カロリー > 摂取カロリー ⇒ 痩せる
- 消費カロリー < 摂取カロリー ⇒ 太る
あまり食べない人は痩せている
痩せている人は、あまり食べない人が多いです。
大食いのギャル曽根さんみたいに、いくら食べても太らない体質の人もいますが、あれは、胃腸が栄養を吸収しにくい特殊な体質のためです。
普通は食べると太ります。
わたしの友人で、痩せてスタイルのいい人は、昼によく野菜ジュースに、野菜スープや春雨スープを食べていました。
昼ご飯はあまりカロリーを摂らないように食事に気を使っているのがわかりますよね。
胃腸が弱くてあまり食べられない人も結果的に、少食になって痩せています。
食にあまり興味がない人でチョコレートとかを適当に食べている人もみかけますが、あまり食べないので結果的に痩せています。
あまり健康的ではないですけどね。
反対に太っている人は食べる量も多いです。
昼はコンビニで買ってきた揚げ物の総菜2種類とおにぎりを2~3個一緒に食べていたり、揚げ物中心のカロリーの高そうなお弁当を食べていることが多いです。
痩せている人は野菜を積極的に食べたり、外食ではご飯を少なめにして食べすぎないようにしています。
普段から食事の細かいところにも気を使って、食べ物の質や量に気をつけている人がほとんどです。
痩せている人の食事の特徴
- 野菜中心の食事にしている
- 食事の量は控えめにしている
- 食べすぎないように気をつけている
食べすぎると体に悪い
わたしたちの周りにはファーストフード、レストランや24時間営業のコンビニがあり、いつでも食べ物が手にはいります。
「少しお腹が空いたな」と思ったら、コンビニで気軽に食べ物を買うこともできますし、お腹が空いていなくても美味しそうな食べ物や新商品の食べ物が売られているとつい目がいってしまい、思わず買ってしまうこともあります。
友達と飲みに居酒屋に行ってから、二次会で近くのバーにいき、最後にしめのラーメンを食べに行くなんてこともやりがちです。
周りの誘惑が多くて、気を抜くとすぐに食べすぎになってしまうんです。
食べ物を食べたとき、胃腸は食べ物を消化するために活動します。
食べすぎると大量の食べ物を消化しないといけないので胃腸に大きな負担がかかります。
それに常に食べ物が体の中に入ってくると胃腸が休む暇がないので機能が低下してしまいます。
食べすぎて運動をしていないと、体に吸収された栄養や糖分はほとんど余ってしまいます。
余った糖分は体に蓄えられて、ほとんどは脂肪に変わります。
脂肪が蓄積すると体重が増えて、肥満になったりメタボになってしまいます。
そして、食べすぎると糖尿病や高血圧、脂質異常症などの「生活習慣病」にかかります。
生活習慣病の原因のほとんどは「食べすぎ」によるものだからです。
生活習慣病は自覚症状がないので、気が付いたら手遅れになっていた、ということが多いんですよ。
食べすぎは絶対に体に悪いです。
一日3食食べて、間食したり、仕事中におやつを食べていませんか。
もしそうなら、少し食事の量を減らしてみるといいかもしれませんよ。
太るとどんどん太る
食べすぎると体に悪いことがわかりましたね。
食べ物の誘惑が多いので、気をつけていないとついつい食べすぎてしまいます。
しかも人間の体には、一度太ってしまうとどんどん太ってしまう性質があるんです。
わたしたちの体の中には、満腹中枢を刺激する「レプチン」というホルモンがあります。
脂肪からレプチンが分泌されて脳に働きかけると満腹感が生まれて、食欲が減っていきます。
実は体の中に脂肪が増えるとこのレプチンが効かなくなっていくんです。
レプチンは脂肪から分泌されるので太っている人の方が量は多いですが、太っている人はレプチンが効きにくい体になってしまいます。
太っている人はたくさん食べても満腹感が少ないので、どんどん食べてもっと太りやすくなります。
そのせいで、1日三食食べても、満足できすに間食したり、お腹が空いていないのにスナック菓子を食べてしまいます。
もし今太っていると感じているなら、ダイエットで一度体重を減らしましょう。
そうすればレプチの機能も正常になりますから、太りにくい体になります。
ただ食べないだけのダイエットは危険
「食べなきゃ痩せるんだったら、何も食べないでいいよね?」
そう思った人は少し待ってください。
何も食べないと確かに痩せられます。
でも何も食べないと体に必要な栄養が摂れないので、健康によくありません。
体に必要な栄養素が足りていない状態が続くと、低血糖になって頭痛が起こったりめまいを起こす場合もあります。
それに何も食べないで体重が一気に落ちると「太りたくない」という気持ちから、摂食障害になったり拒食症になる可能性もあります。
周りからみると、やつれて不健康そうに見えるのに、体重が増えるのが嫌で何も食べなくなるんです。
こうなるととても危険で下手をすると死んでしまいます。
食べなければ痩せるからといって、何も食べないのは絶対にだめです。
どうせ痩せるなら健康的に痩せましょう。
健康的にやせるためには断食ダイエットがおすすめ
健康的にきれいにやせたいなら、断食ダイエットをするといいですよ。
「断食ダイエットは何も食べないんじゃないの?」
と思ったかもしれませんが、それは水だけの断食の場合です。
水だけの断食は体に必要なビタミン、ミネラル、糖分などの栄養素が摂れないのでやっている間はとても辛いです。
わたしもやったことがありますが、あまりおすすめできません。
おすすめの断食は、「普段の食事をドリンクに置き換えた」断食ダイエットです。
普段の食事の代わりにドリンクを飲んで過ごすんです。
ドリンクを飲むので、空腹感もあまりありません。
わたしは初めて3日間断食をやったとき、「すごい楽だな」を思いました。
水断食に比べて、空腹感も全然ないですし、体のふらつきなどのありませんでした。
断食中は体が酸性になり、ふらつきやすくなるんですが、酵素ドリンクなどのアルカリ性の飲み物を飲むと中和してくれるんです。
断食中に飲むドリンクは、酵素ドリンク、スムージー、コンプチャ、青汁などがありますが、酵素ドリンクが一番おすすめです。
断食中に使っている人が一番多いのも酵素ドリンクです。
ドリンクさえ準備すれば、最低限必要な栄養は摂れますので、何も食べない無理なダイエットをしなくてすみますよ。