- スムージーを飲んでるけどやせない
- スムージーってダイエット効果本当にあるの?
- スムージーを飲むときに気をつけるポイントは?
スムージーを使ったダイエットが人気です。
スムージーは見た目がきれいでおしゃれなので、写真映えしますから、SNSやインスタでもよく見かけます。
でもなかにはスムージーダイエットをしたけど「やせなかった」「効果がなかった」という意見もあるようです。
ダイエットに失敗した人はスムージーダイエットのやり方を間違っているのかもしれません。
今回は、スムージーダイエットでやせない原因と注意するポイントを紹介します。
スムージーダイエットでやせない7つの原因
スムージーダイエットは、野菜や果物をミキサーにかけたグリーンスムージーを飲むダイエット方法です。
手軽に始めることができるので、芸能人やモデルを中心に人気を集めています。
スムージーダイエットには大きなダイエット効果がありますが、試してみた人の中には効果があまり見られない人もいるようです。
わたしの経験からいえばスムージーダイエットは、正しく行えば効果的にやせることができるダイエットです。
あまり効果のない人も少しやり方を変えるだけで、大きくやせることができるかもしれません。
スムージーダイエットがうまくいっていない人、これからスムージーダイエットを始めようと考えている人はこれからお話しするポイントに注意してみてください。
スムージーの果物の割合が多い
グリーンスムージーを毎日飲んでいるのにやせない人はまず、果物の量に注目してみましょう。
あなたが飲んでいるスムージーはもしかすると、ダイエットのための「グリーンスムージー」ではなく「フルーツスムージー」かもしれません。
フルーツスムージーは果物の量が多いので、甘みが強くおいしく飲むことができます。
しかし果物の量が多いとカロリーが高くなってしまうので、ダイエットには向いていません。
果物には「果糖」と呼ばれる糖質が多く含まれていますから、入れすぎは禁物です。
一度スムージーの「野菜」と「果物」の量に注目してみましょう。
ただし、まずくて飲みにくいスムージーではダイエットが続けられません。
自分がおいしいと感じるスムージーを作るようにこころがけましょう。
甘い味が好きな人は、最初は果物を多めのスムージーを作って飲んでいき慣れてきたら、徐々に果物の量を減らして、野菜の量を増やしてみるといいかもしれません。
スムージーを毎日飲んでいると野菜の味に慣れていき、野菜の量を増やしてもおいしく飲めるようになっていきますよ。
でんぷんの多い野菜を多く使っている
野菜の中でもでんぷん質の多い野菜はカロリーが高いです。
でんぷん質の多い野菜でスムージーを作ると、カロリーが高くなり糖質を摂りすぎてしまうので避けましょう。
糖質は果物に含まれている果糖があれば十分です。
野菜はできるだけでんぷん質の少ない野菜を選びましょう。
またでんぷん質の食べ物は果物と食べ合わせが悪く、一緒に食べると体内で発酵してガスが発生しまうのも悪い点です。
グリーンスムージーの考案者のヴィクトリアさんは、グリーンスムージーには、グリーン(葉物野菜)と果物、水以外はいれないことをすすめています。
でんぷん質を含む野菜は栄養豊富で健康にいいのですが、カロリーが高くなってしまうこと、果物と食べると体内でガスが発生するというデメリットがあることを覚えておきましょう。
でんぷんの多い野菜や部位
- さつまいも
- とうもろこし
- にんじん
- かぼちゃ
- キャベツの茎
よく噛まずに飲み込んでしまっている
グリーンスムージーをゴクゴクとすぐに飲んでしまっていませんか?
スムージーをジュースのようにすぐに飲んでしまうと、満腹感が感じにくくなります。
するとお腹がすいたと感じて、途中で間食をしたりお菓子を食べてしまい、ダイエットの効果がなくなってしまいます。
特に朝にスムージーを飲んでいる人は、バタバタしているのですぐに飲みこんでしまっているかもしれません。
スムージーは、ゆっくりと噛むようにして飲むようにしましょう。
よく噛むことで満腹感が生まれるので、間食などで食べすぎてしまうことを防ぐことができます。
また唾液には、デンプンを分解する消化酵素のアミラーゼが含まれていますから、消化を良くする働きもあります。
スムージーは「飲み物ではなく食べ物」だという意識を持ってゆっくりと飲むようにしましょう。
冷たすぎるスムージーを飲んでいる
冷たいスムージーを飲むと体が冷えてしまうので、代謝が落ちてしまいます。
スムージーを作る時は、氷を入れずに水で作るようにしましょう。
ダイエットをする上で代謝の働きがとても重要です。
代謝が高いと、運動をしなくても自然とカロリーを消費することができますので、やせやすい体になることができます。
体温が1度あがると代謝が15%アップするといわれていますから体が冷えないように気をつけましょう。
氷ではなく水でスムージーを作る場合、ミキサーは低速で回転するものを選びましょう。
高速でミキサーを回転させると熱が発生してしまい、生野菜や果物に含まれる酵素が破壊されてしまうからです。
氷を入れている場合は、ミキサーの熱をある程度冷やしてくれますが、水を使う場合は低速式のミキサーを使用した方がいいです。
また、野菜や果物も冷凍させたものではなく、生の食材を使いましょう。
冷凍すると生で食べるよりも栄養が少なくなりますし、体を冷やす原因にもなります。
食べすぎのせいで摂取カロリーが高くなっている
スムージーを飲んでもやせないといっている人は、普段の食事で食べすぎているのかもしれません。
スムージーは普段不足しがちな野菜を簡単に摂ることのできる優れた飲み物です。
スムージーを飲めば、野菜をあまり食べない人でも手軽にビタミン、ミネラルを摂ることができるので、偏った栄養バランスをよくしてくれます。
しかしスムージーを飲んだからといって、それだけでやせるわけではありません。
普段の食事に加えてグリーンスムージーを飲めば健康にはいいかもしれませんが、摂取カロリーが増えるだけですからやせることはできません。
ダイエットでスムージーを飲むきは、必ず食事と置き換えて飲みましょう。
食事と置き換えてスムージーを飲んでいる場合も、それ以外の食事でいつもよりも食べすぎていないか注意してみてください。
先に話した通り、あまり時間をかけずにスムージーをゴクゴクと飲んでいる人は要注意です。
スムージーで満腹感を感じていないので、他の食事で無意識のうちに食べすぎているのかもしれませんよ。
スムージーを飲みすぎている
スムージーを飲むだけでやせる魔法の飲み物ではありません。
スムージーにはダイエット効果があると考えて、ゴクゴクと飲み過ぎてはいないでしょうか?
いつも間食でお菓子を食べている人が、お菓子をスムージーにすればダイエットの効果はあります。
でも普段間食をしない人が、おやつの時間にスムージーを飲んでもカロリーが増えるだけですよね。
スムージーは低カロリーですが、0カロリーではありません。
空腹感を感じればスムージーを飲んでもかまいませんが、飲み過ぎには注意しましょう。
また1回に飲む量も気をつけましょう。
スムージーはおいしいのでどんどん飲めてしまいますが、飲み過ぎには注意してください。
1度に飲む量は200ml~500ml程度を目安にしてください。
大体、コップ1~2杯程度の量になります。
食事を全てスムージーにするファスティングの場合は、他の食事でカロリーを摂らないのでたくさん飲んでもかまいません。
普段からしっかりと野菜を食べている人には効果が薄い
スムージーダイエットは、生野菜が苦手で、炭水化物や肉が大好きな人には、おすすめのダイエット方法です。
スムージーなら普段不足している栄養素をおいしく簡単に摂取することができます。
その結果、栄養バランスがよくなり、代謝が上がり、摂取カロリーが減るので、ダイエットに効果的です。
しかし普段からしっかりと生野菜を食べている人は、野菜や果物に多く含まれているビタミンやミネラル、食物繊維をしっかりと摂ることができています。
そういう人がスムージーを飲んでダイエットをしても、あまり効果が得られないかもしれません。
厚生労働省が推奨している野菜と果物の1日の摂取量は350gです。
野菜が好きで、普段からそれくらいの野菜を食べている人は、スムージーを飲んでも効果が薄いでしょう。
ただし効果が薄くても、食事と置き換えてスムージーを飲んでいるなら、太ることはまずないはずです。
もし体重が増えたのなら、別の原因を考えましょう。
スムージーダイエットの3つの注意点
スムージーダイエットは人気のダイエット方法ですが、良い点ばかりではなく、気をつける点がいくつかあります。
スムージーダイエットをする時に気をつけたい注意点を紹介します。
消化器官が過敏な人には向いていない
スムージーは果物や野菜をまるごと使うので、素材そのままの栄養が含まれています。
そしてジュースにすると取り除かれてしまう食物繊維が多く含まれているのも特徴です。
しかし深刻な栄養失調の人や、消化器官が過敏な人は、食物繊維が消化の負担になってしまい体が受け付けません。
そういう人はスムージーではなくジュースを飲むようにしましょう。
ジュースにすれば食物繊維は搾りかすとして取り除かれます。
そのおかげで最低限の消化活動で栄養が吸収されますから、消化器官を休ませることができます。
健康な人がスムージーを飲む場合には特に問題ありません。
一時的に便秘になる場合がある
スムージーは飲み始めたときに便秘になることがあります。
食物繊維の少ない加工食品ばかりを食べている人は、腸の筋力が衰えているので腸の動きが鈍くなっています。
そういう人の排便は、腸のぜんどう運動ではなく、次に食べたものに押し出されるかたちで行われています。
スムージーには食物繊維が豊富に含まれていてるので、腸が食生活の変化に適応する必要があります。
衰えていた結腸の筋力が回復して、腸が正常に働き始めるには、少し時間がかかります。
それまでは一時的に便秘が続く可能性があります。
食物繊維には便通をよくする効果があります。
しばらくスムージーを飲む生活を続けていれば、自然と便秘は改善していきます。
野菜は色々な種類を食べる
野菜は同じものを食べ続けずに、いろいろな野菜を食べるようにしましょう。
これはスムージーに限らず、サラダでも同じです。
あまり知られていませんが、野菜の葉には自分の身を守るために微量の毒素(アルカロイド)を含んでいるからです。
アルカロイドは少量であれば無害で逆に免疫力を上げる効果があります。
しかし何週間も同じ野菜ばかりを食べていると、同じ種類のアルカロイドが蓄積していき、中毒を起こす可能性があります。
例えば、カフェインもアルカロイドの1種です。
カフェインは健康にいいことが知られていますが、1日にコーヒーを飲み過ぎるとカフェイン中毒になり、気持ち悪くなることがありますよね。
それと同じです。
果物はアルカロイドをほとんど含んでいないので同じものを食べても大丈夫です。
好きな果物をベースにして、いろいろな野菜をローテーションして食べるようにしましょう。
季節に合わせて、栄養豊富な旬の野菜を食べるようにするのがおすすめです。
スムージーダイエットは正しく行えばやせる
スムージーダイエットでやせない時に注意するポイントを紹介しました。
いかがだったでしょうか。
スムージーダイエットはきちんとポイントを抑えてやれば、確実にやせることができるダイエット方法です。
人気があるのは手軽にできて、効果的にやせることができるからです。
スムージーダイエットをやってみたけど効果がなかった人は、少しやり方を見直してみてはどうでしょうか?
スムージーダイエットをこれから始めようと考えている人も、ダイエットを成功させるためにも、事前にしっかりとポイントを抑えてから始めるといいですよ。