- 夜食べないとやせられる?
- 夜遅く食べない方がいい理由はどうして?
- 夜食べないダイエットが気になる
一日で一番たくさん食べるのが夜ご飯ですよね。
その分、夜ご飯を減らせばダイエットに効果的です。
1日3食食べている人が夜食べないようにすると、かなりやせることができますよ。
また、夜ご飯に関してはよく「20時までにすませたほうがいい」とも聞きますが、一体どうしてなのでしょうか?
今回は、夜食べないダイエットや夜食べない方がいい理由について詳しく丁寧に解説します。
夜食べないダイエットの効果は?
夜食べないダイエットはどれくらいやせられるのでしょうか?
夜食べないダイエットをすると、1カ月で2~3キロはやせることができます。
人は7200キロカロリーを消費すれば、1キロやせるといわれています。
今まで食べていた晩御飯が600キロカロリーだったとすれば、1カ月で18000キロカロリー摂取カロリーを減らすことができます。
すると、3キロほどやせることができます。
これだけのカロリーを運動だけで減らすのはとても大変です。
体重50キロの人が10キロを走ると、500キロカロリー消費します。
つまり運動だけだと毎日10キロ以上走らないと、同じ効果はでないんです。
多くの人は夜ご飯を一番多く食べるので、夜食べないことで摂取カロリーを大きく減らすことができます。
夜に食べすぎている人ほど効果は抜群ですよ。
もちろん個人差はあります。
もともと適正体重より体重が少ない人は効果が低くなるでしょうし、脂肪が多めの人はもっとやせるでしょう。
ただ、多くの場合夜食べないダイエットに挑戦すれば、2~3キロはやせることができます。
夜にたくさん食べている人ほどダイエットの効果は高くなりますよ。
夜食べない方がいい理由
夜食べないダイエットと関連してよく耳にするのが、「20時以降に食事を食べない方がいい」という話です。
よく言われることですけど、どうしてなのか不思議に思ったことはありませんか?
実はこれにはきちんとした理由があります。
人間の体には生体リズムがあり、1日を3つのサイクルに分かれているんです。
体内の3つのサイクル
- 4~12時 ⇒ 「排泄」の時間
- 12~20時 ⇒ 「栄養補給と消化」の時間
- 20~4時 ⇒ 「吸収と代謝」の時間
これは、ナチュラルハイジーンというアメリカの健康理論に基づいています。
人間の体のサイクルのうち、20時~4時の間は「吸収と代謝」の時間となっています。
だから20時までに食事を済ませた方がいいといわれているんですね。
人間の体のサイクルについて詳しく見ていきましょう。
体内の3つのサイクル
排泄の時間 朝4時~昼12時
体内に溜まった食べ物のカスや老廃物、疲労物質を体の外に出す時間です。
寝ている間に大量の汗をかいて、目が覚めてしばらくするとトイレに行って老廃物を体の外に出すのが、健康な人のリズムです。
この時間は、代謝が活発に働く時間です。
食べ物を食べると食べ物を消化するために、代謝の働きが弱くなってしまいます。
この時間はあまり食べない方が、排出がスムーズにいきます。
朝食は軽めに済ませましょう。
栄養補給と消化の時間 昼12時~夜20時
眠っていた内臓が活発に動き出す時間です。
食べたものをしっかりと消化して、栄養を吸収することができるので、食事をするのにもっとも適した時間になります。
この時間に、炭水化物やタンパク質などの食事は摂るようにしましょう。
吸収と代謝の時間 夜20~朝4時
「栄養補給と消化の時間」に取り入れた食事を元に、体の中の細胞の新陳代謝が行われる時間です。
翌日の活動のためのエネルギーをたくわえて、内臓や骨、血液など体の様々な部分を作ったり補修したりします。
20時以降は食事をせずに、夜10時に寝るのが理想です。
せめて深夜0時までには眠るようにして、寝る2~3時間前までに食事を済ませるようにします。
夜食は厳禁!
体内のサイクルから、20時以降は食事を摂らない方がいいことがわかりましたね。
20時以降は代謝の時間なので夜食なども食べないようにしましょう。
深夜にラーメンを食べて翌朝胃がもたれたり、食後すぐに眠ってしまって翌朝顔がむくれたりしたことありませんか。
これは体の中が代謝を活性化する時間なのに、食べ物を摂ってしまったので消化のために酵素が使われてしまったためです。
消化と代謝が中途半端に行わてると、消化不良を起こして食べ物が腸に残ってしまいます。
腸に残った食べものは腐敗して腸内環境を悪化させ、体に有害な腐敗ガスを発生させます。
毒素は血液にはいりこみ血液をドロドロにしてしまいます。
ダイエット中に限らず健康的な生活を送るために寝る前2~3時間前には何も食べないようにしましょう。
1日3食は食べすぎ?
わたしたちは「1日3食しっかりと食べるべきだ」といわれています。
でも本当にそうでしょうか?
わたしの叔父さんはお腹がぽっこりとでて、典型的なメタボ体型です。
食生活をみてみると、1日3食きっちりと食べています。
叔父さんは「朝はしっかりと食べないといけない」と思っているので、特に朝食をしっかりと食べていました。
わたしは朝はあまり食べないので、「食べすぎじゃないかな」と素朴に思いました。
そういえば小学校の時に、栄養士の親を持つ同級生の子供は姉妹みんな太っていました。
実は1日3食は食べすぎなんじゃないでしょうか?
1日3食が太る理由
どうしてわたしたちは、1日3食食べるようになったのでしょうか?
実は、昔は1日2食だったんです。
日本人が1日3食食べるようになったのは、江戸時代からです。
江戸時代では、普通の人は朝から夕方まで肉体労働をしていたので、男性の一日の消費カロリーが2500~2700カロリーとかなり高かったんです。
だから栄養が足りなくならないように、1日3食にしたんですね。
でも今の日本人の消費カロリーは男性だと2000キロカロリー、女性だと1800キロカロリーしかありません。
だからなんとなく1日3食食べると食べすぎになってしまうんです。
仕事もデスクワークが多く、ずっと椅子に座っていることがほとんどです。
デスクワークでは体を動かすことはありませんから、消費カロリーも少なくなります。
移動も車や電車などがあるので歩いたりすることも少なくなっています。
食生活も、和食からカロリーが高い洋食中心の食事になっています。
おいしそうなお菓子がどこでも売っているので、少しお腹がすいたらすぐに買って食べることができるのも、太る原因になります。
1日3食が食べすぎな理由
- 消費カロリーが減っているのに、なんとなく1日3食食べている
- 仕事もデスクワークが増えて体を動かさなくなった
- 食事が欧米化して高カロリーになった
生活は昔に比べて便利になった分、体を動かさないので食べすぎになり太りやすいんですね。
どんなダイエットでもやることは基本的に「摂取カロリーを減らすこと」です。
夜食べないダイエットは、食べすぎて摂り過ぎたカロリーを抑えるので、ダイエットに効果的なんですね。
夜食べないかわりに朝食を抜くのもあり
もし夜食べないダイエットで挫折しそうと感じたら、かわりに朝食べるのをやめてみるといいですよ。
わたしの叔父さんが朝食を抜いたら劇的にやせるはずです。
体のサイクルでは朝は「排出の時間」なので、食べすぎると代謝が落ちてしまいます。
朝たくさん食べてしまうと消化のために内臓に血液が集まるので、脳に血液がいかなくなり、集中力が落ちたり、ボーっとするようになります。
朝は仕事の調子が出なかったり、あまり活動的になれないなと思ったら、朝食を抜いてみると解決するかもしれません。
ただし脳を働かせるために最低限の糖分が必要です。
糖分を補給するために、果物で作ったスムージーやドリンクを飲むといいですよ。
ジューサーを使った手作りでもいいですし、手間がかかると思ったら市販のモノでもかまいません。
夜食べないダイエットを成功させるために
わたしたちは普段、夜に一番多く食べることが多いはずです。
そのおかげで夜食べないとダイエットの効果が高くなります。
ただしいきなり夜の食事を抜いてしまうと、一番栄養を摂っていた食事がなくなってしまうので、栄養不足になってしまいがちです。
それにいきなり夕食を抜くと空腹感があるので、夜眠れなくなってしまうかもしれません。
夜食べないダイエットをする人は、食事のかわりに飲むドリンクを用意しましょう。
ドリンクを飲むことで、ビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素を摂ることができるので無理せずにやせることができます。
ドリンクは、酵素を多く含んだドリンクがおすすめです。
酵素の働きで、夜寝ているときの代謝が活発になるので、太りにくい体をつくることができます。
夜の食事のかわりに、酵素ドリンクやスムージーなどを飲めば、楽にやせることができますよ。
市販のドリンクを購入すれば、ダイエットはすぐに開始できます。
手軽に始めてみてはいかがでしょうか。