- 断食で下痢になったけど大丈夫?
- 断食で水便が出てきた・・・
- 断食の下痢を防ぐ方法はないの?
断食をすると水便が出たり下痢になる人がいます。
突然水便や下痢になったら不安になってしまいますよね。
断食で下痢になっても心配ありません。
断食をすると毒素や老廃物を体の外に出す効果がありますが、その途中で下痢になることがあるんです。
今回は、断食の水便、下痢になる理由や対処方法を詳しく紹介します。
断食には体の中をきれいにする効果が
断食はダイエット効果が高いので、女性の間で人気のダイエット方法です。
やせる他にも、体調をよくしたり、病気を治す治療の効果があるので、昔から行われてきました。
断食は、食べ物を一定期間食べないで、体の中に溜まった毒素や老廃物を体の外に出す、デトックス効果があるからです。
わたしたちの体の中には普段の食事で多くの毒素が溜まっています。
添加物の多いコンビニ弁当や、インスタント食品、ファーストフードを食べていると毒素が体にどんどん溜まっていきます。
不規則な食生活だと胃腸の機能も低下して、未消化の食べ物が腐敗していきます。
断食をすると、体に溜まった毒素を出して体をリセットすることができます。
断食をしてご飯を食べないと、内臓を休ませることができます。
体は普段は食べ物を消化するだけで精一杯なのですが、内臓を休ませると消化以外のことにも手が回るようになります。
そのおかげで、体の代謝が上がって体の大掃除が行われるんです。
定期的に断食をしている人が多いのも、デトックス効果のためなんですよ。
食事は体に大きな負担がかかる
食事は栄養を摂るために必要なことですが、消化はからだに大きな負担がかかります。
ご飯の後に眠たくなることがありますよね。
食後に眠たくなるのは、消化のために内臓に血液が集中するからなんです。
食後は、集中力が続かなくてぼーっとするのもこのせいです。
食べ物を分解、消化した後に栄養として吸収し、老廃物や有害物はからだの外に排出していく消化の一連の作業は、体にとっては重労働なんです。
断食に代謝を上げる高い効果があるということは、それだけ普段に力を使っているということでもあります。
食べることで腸内環境が悪化する
食事を食べすぎてしまうと、ただでさえ負担のかかる消化負担が更に大きくなります。
特に肉や魚などの動物性タンパク質は、消化にとても時間がかかるので負担が大きいです。
腸内は、体にいい善玉菌と、体に悪い悪玉菌、どちらでもない日和見菌の3つのグループに分かれています。
日和見菌は善玉菌、悪玉菌のどちらか多い菌の味方をする菌です。
動物性タンパク質を食べすぎると、消化できなかったタンパク質が未消化で腸に残ってしまいます。
腸に残ったタンパク質は異常発酵して毒素を出しますし、悪玉菌のエサになります。
悪玉菌が増えると中立の日和見菌も悪さをするようになるので、腸内環境が一気に悪くなります。
腸内環境が悪化すると、腸の機能が低下して便秘になったり大腸がんの原因にもなります。
断食の水便、下痢はデトックスができている証拠
毎日の食生活や生活習慣から腸内環境が悪くなり体に毒素が溜まっていくと、代謝が落ちて太りやすい体になったり、肌荒れ、便秘になりやすくなってしまいます。
断食をして、からだの毒素を排出してデトックスをすれば、やせやすい体になり、体調不良も良くなっていきます。
断食で水便、下痢が起こるのは、体内をきれいに浄化しているために起こる反応の一つです。
断食をすると一時的に具合が悪くなることがありますが、これを「好転反応」といいます。
好転反応は、毒素や老廃物が溜まっている部分を浄化する時に起こる反応です。
からだの中に溜まった毒素や老廃物が血液に流れでて、細胞や内臓に入ることで引き起こします。
多くの毒素が溜まっている部分に、好転反応は表れます。
普段から水分の摂りすぎでむくみやすい人などは下痢になりやすいですよ。
断食をして下痢になるということは、好転反応の一種なのでデトックスができているという証拠です。
痛みがなければ問題ありません。
多くの人が経験するので慌てなくても大丈夫ですから安心してください。
宿便が下痢や水便の場合も
断食をすると、宿便と呼ばれる便が出ます。
宿便は、腸内に部分的に残ってしまった便のことです。
宿便を出すことで体の中の老廃物や毒素を一気に出すことができます。
断食中にご飯を食べていないのに、たくさんの便がでれば宿便だと考えていいです。
一般的には宿便は「黒くてドロドロしたタールのような便」といわれています。
しかし、毎日の食生活などで変わってきますから、人によっては水便や下痢が出ます。
人によっては大量の水便が勢いよく何度もでてくることもあるので、びっくりするかもしれませんが、それだけ毒素が溜まっていた証拠です。
断食中か断食が終わった後に、一気に水便が出たときは、宿便がでたのだと思っていいですよ。
水便、下痢の対処方法
断食をして水便、下痢が起こるのは好転反応の1つなので良いことです。
2~3日すれば自然に治ることがほとんどですからあまり心配しなくてもいいでしょう。
でも下痢が何度も起こるとつらいし嫌ですよね。
突然の下痢が起こると生活にも不便です。
ここでは下痢、水便にならないための対策方法を紹介します。
水分の摂取を抑える
断食中は食事から水分が摂れないので脱水症状になるのを防ぐためと、代謝を上げるために、水分補給をこまめに摂るようにします。
下痢になる人は、断食中に水分補給のしすぎで水分を摂りすぎているかもしれません。
すこし水分補給の量を減らしてみるといいでしょう。
水分補給は、一度に大量の水を飲んでしまうと、下痢になりやすくなります。
水分補給はコップ1杯の水を1時間おきに飲むように心がけましょう。
減らしすぎて水分が足りなくなってもいけません。
1日2リットル程度の水分補給を心がけましょう。
体を温める
お腹が冷えると下痢になる場合があります。
断食中は腸が働かないので、体温が低下することがありますから、体を温めるようにしましょう。
断食中に代謝を上げるために体を温めることがとても大事です。
ウォーキングやヨガ、ストレッチ等の軽い運動をして体を温めると脂肪をどんどん燃やしてくれるので一石二鳥ですよ。
足湯や半身浴、岩盤浴などで体を温めるのもおすすめです。
冬ならカイロを使ってお腹を温めましょう。
準備期間を長めにとる
断食をする時は、断食をする前に準備期間を作ります。
準備期間は断食に入る前に、スムーズに断食に入れるようにするために、カロリーを抑えた野菜中心の食事を食べるようにする期間です。
ダイエットドリンクを飲む断食は準備期間はなくても大丈夫です。
忙しい人、時間がない人はなくてもいいですが、準備期間があった方が断食の効果が高くなります。
そして、準備期間には好転反応を和らげる効果があります。
毎日の食生活で毒素を多く溜めている人ほど、好転反応は強く出ます。
下痢は好転反応の1つなので、普段から食べすぎな人や添加物の多い食事を食べている人は、準備期間を長めに取ることで好転反応の症状が抑えられます。
断食の水便、下痢は気にしなくてもOK
断食の水便、下痢は好転反応なので気にしなくても大丈夫です。
デトックスで体の中をリフレッシュして、細胞が生まれ変わっている証拠です。
2~3日すれば自然に治ります。
断食が終わった後は、毒素が体の中からなくなってきれいになるので、体が軽くなったのが感じられるはずです。
やせる効果も高いので健康にもダイエットにもおすすめです。
はじめての人は、3日間の断食から試してみるといいですよ。